こんにちは。ビルディングドクター吉田です。
天気がすぐれない日が増えてきて、梅雨がもうそこまできていますね。
さて今回はとあるマンションの漏水調査のご紹介です。
大雨の翌日に床のフローリング材が濡れて、押さえると水が出ると連絡があり
お伺いしてきました。
雨の後に居住者様が気付かれている為
雨水が不具合箇所から侵入してきたと推測されますが、
周辺の外壁に水が入るようなクラックも無く
シーリングの状態は問題なく綺麗な状態でした。
また、漏水しているお部屋の天井付近は健全で
上部からの漏水でもなさそうです。
そこで過去の経験を思い出しながら雨水が上入りそうな箇所を
見ていくと・・・
なんと、出窓の塗装に小さな穴を発見!
塗装をめくってみるとサッシ面台の2mm程度の穴があり、
漏水箇所との位置関係的にもここで間違いないと思いましたが
確実ではないので簡易的に水かけをおこなうことにしました。
するとやはり、スーッと水が入っていくではありませんか。
数分後には、お部屋の中へ水が侵入したため
先ほどの穴からの漏水だと診断しました。
本当に小さな穴でも、あなどれないものです・・・。
今日のところは水が入らないように
簡易的な応急処置をして、後日
改めて適切な処理を行うことになりました。
これで、建物 長イキイキ!
𠮷田