身近に潜むアスベスト、、、

最近テレビCMで見ることも多い“アスベスト”ですが、詳しくはわからないけど何となく人体に悪いんだよね、という認識は皆さんお持ちかと思います。これまで建物の建材にも多く使われてきたこともあり、建物改修に携わる我々にもアスベスト含有調査を実施する責務が生まれてきています。そのため、私も先日“アスベスト調査資格者”を取得するため講習と試験を受けてきました。
ところで、このアスベストは人体に入って40～50年の潜伏期間を経て中皮腫という病気を発症するようです。近いところですと、昨年に元中日ドラゴンズ投手の三沢さんがこの中皮腫で亡くなっています。仕事でアスベストを扱っていたわけではないので、若い頃の日常生活の中で吸い込んでしまった可能性が高いと思われます。
講習を受けてみると、1970年代からしばらくは学校やマンションの天井等で断熱や吸音材として使用されていたことも多いと言います。なので、知らず知らずのうちに体内に入り込んでしまった方も多いと言われており、少し怖くなりました。
昔は“夢の建材”と呼ばれていたこともあったというアスベストですが、今や我々の身の回りから遠ざけなければならない恐怖の建材とないます。建物再生でもこのアスベストと付き合うことは多くなってくると思うので、今後も勉強していきます。