実績紹介

 >  > 改修による排水能力の低下

改修による排水能力の低下

防水改修をする際、既存の排水ドレンに“改修用ドレン”という鉛の部材を設置することがあります。既存のドレンの上に被せて設置することになるため、排水管の直径が7~8割程度になります。そのため、雨水等の排水能力がどうしても低くなります。そんなドレンに2回も改修用ドレンを被せたことで、排水ドレンの直径が2cm程度になってしまっていた物件がありました。もともとは8cn程度だった直径が2cmになってしまっていたので、かなりの排水能力の低減です。約30㎡に対してこのドレンで排水をしていたので、大雨が降るとどうしても排水しきれずに洪水のようになってしまいます。その影響で下階にも漏水が発生する、という悪循環です。対策として、設置されていた改修用ドレンを全て撤去し、既存ドレンの状態に戻し、その上にしっかりと防水をかけて仕上げました。改修の際には何でも改修用ドレンをつければ良いというわけではなく(確かにドレンまわりの防水性能は向上しますが、、、)、排水能力も考慮した検討が不可欠です。

 

 

ナグラ産業㈱ 尾崎

 

New Entry

Category

Tag

Archives

Others