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浄化槽の臭い、どこから?

みなさんのお住まいの地域どのように汚水を処理していますか?
下水道ですか?浄化槽ですか?

おそらく下水道の方が多いかと思います。

昨年度時点で、下水道の普及率は約80%と、かなり高い比率ということがわかります。
ほかには、浄化槽や農業集落排水施設、コミュニティ・プラントなどをご利用の方もいるかと思いますが、このなかでもメジャーなのは浄化槽でしょうか。
愛知県は、全国でも千葉についで浄化槽使用人口が多く、弊社にもたまにご相談をいただきます。

先日は、浄化槽周辺から臭いがするというご相談をいただき、調査に行ってまいりました。

少し前から臭いが気になるが、点検をしても浄化槽には異常なしとのことで、なにか改善策がないかとのご相談でした。現地にお伺いすると、確かにすこし臭いが漏れています。

調べてみると、浄化槽の蓋がかなり錆びており、隙間がかなり目立ちます。


留め具も緩い状態のままで、きちんと蓋ができていない状態でした。
さらに、開けてみるとゴムパッキンもかなりすり減っています。

高い確率で臭いの原因は、蓋周辺の劣化であると結論づけました。

浄化槽の臭いというと、バクテリア不足やブロアの不具合が一番に思いつきますが、蓋の劣化は想定外でした。

暖かくなり、臭いも気になる季節になりますので、早めに修繕して快適にお過ごしいただけるよう提案したいと思います。

 

猪股

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