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建物劣化診断

岐阜市の建物の劣化診断に行ってきました。この物件はRC(鉄筋コンクリート)造の建物で、築40年程度の建物です。今回は目視調査に加え、コンクリートの圧縮強度試験及び中性化試験、塗膜の付着力試験を行いました。

写真は塗膜の引張試験を行っているところです。治具にボンドを塗布し、それを塗膜面に貼り付け、塗膜が剥がれるのにどの程度の力を要するか、を図るものです。今回の調査では一部に規定強度に達しない部分がありました。既存塗膜が壁にしっかり付着していない状態で上から塗装を行っても、将来的に剥がれてしまいます。そのため、規定の付着力強度が出ていないと判断された塗膜は剥がした上で再塗装を行う必要があります。同じ建物内でも紫外線の当たり方や風の当たり方で塗膜等の劣化進行度が大きく変わってくるため、改修前の調査は適切な改修を実施する上で有効なものとなります。表面上はキレイでも、見えない部分で劣化が進んでいる場合があるので注意が必要です。

ナグラ産業㈱ 尾崎

 

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