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ALCのシーリングについて~その2~

前回(https://nagura-s.jp/blog/?p=1013)に引き続きALCのシーリングについてです。

今回携わっている案件の外壁ALCは横壁アンカ-構法のようです。
ALCの外壁は帳壁扱いのようです。
要するに外壁は構造体力上その要素は無していない雨風を凌ぐための外壁ということです。
ALCは600mm毎にパネルどうしのジョイントがあります。
そのジョイントの雨仕舞いは前回にもお伝えしましたがシーリングに頼るしかありません。

ジョイント目地はワーキングジョイントとなるため、
低モジュラスのポリウレタン系や変成シリコーン系のシーリング材で施工することが望ましいです。
ALCのシーリングは2面接着が基本の納め方です。
ALCのジョイント部分にはシーリングを受け止める部材は無いので外から見たメジの中は空洞です。
メジ幅に合ったボンドブレーカーやバックアップ材などを装填して適正な厚みのシーリングを充填します。

設計の段階ではシーリングを充填するメジ幅や深さはムーブメントを算定して決定しますが、
改修工事の現場ではメジ幅に対して深さはそのメジ幅の半分以上の厚みになるようにシーリングを充填するようにしています。


神谷

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