築年数が古いとある共同住宅の屋上の高さにある庇からの漏水の相談を頂きました。
各階のエレベーターホール手摺から1m以上外に出ていて、その庇から漏水している状況。
問題なのは漏水だけで済む状態であれば良いのですが、コンクリートの中の鉄筋から錆が発生し、鉄筋が膨張する事でコンクリートにヒビが入りコンクリートが割れて塊で落ちるケースに繋がる場合です。
特に今回の物件は10階建ての高さがある箇所からの漏水で真下は通路になっています。
足場組の際も平日の昼間なのでご高齢の方を中心に多くの方々が通行されました。
その様な状況にある漏水の補修工事を先延ばしにしていて、割れたコンクリートが塊で落ちてくる下をタイミング悪く無防備な状態で人が通行していたら…
当然あってはならない事態で想像するだけで怖くなってきますが、『水が庇の裏から漏れてくるだけだから』とか、『下に部屋が無い箇所からの漏水だから他の改修工事の際に合わせて補修すれば大丈夫。』という軽い気持ちで先延ばしにする事無く、まずはご相談下さい。
大脇