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【続】漏水原因発見

瑞穂区にある分譲マンションで外装の大規模修繕工事をさせていただいています。

前回お話しせていただいた案件です。
(前回の記事はこちら⇒https://nagura-s.jp/blog/?p=822)

漏水箇所の発見ができ、防水の処理をしたのでこれで安心なのですが
屋上の排水ドレンの納まりの不具合も発見することができました。

今までいくら屋上防水全体の改修や
漏水の都度止水処理をしても漏水を繰り返していた原因の根本を直さない限り、
表層のみの修繕では、経年劣化が進むと折角お金を掛けて工事しても後の骸みです。

大屋根の雨水を庇に排水するためドレンを設けてあったのですが
ドレンの排水口に塩ビパイプとジョイントする仕様になっていますが
この現場は塩ビパイプが無く、排水口と直接コンクリートに接していて庇に排水されていました。

ドレンとコンクリートのジョイント部分に止水処理がされていなかったたため
アスファルトシート防水が経年劣化によって亀裂や穴が開いた時、
防水層の下に雨水がまわってしまった場合、そこから下の階の天井に漏水することになっていました。

よく観察して見ると直ぐに判るはずなのに今まで誰もが判らなかったのが不思議なぐらいの納まりでした。
今回はその部分にも二重三重にも防水処置を施したので今後漏水することはないでしょう。
その部分は日光に当たる箇所では無いので経年劣化もほぼ考えられないのでこれで安心していただけると自負しています。
幾ら仕様通り改修をおこなっても元の原因から手をかけてないと建物の延命にはなりませんね。




神谷

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