大規模修繕工事見学会

大規模修繕工事は足場を組み立てて、塗装工事や防水工事といったたくさんの工事をさせて頂きます。その中でも『下地補修工事』という建物延命には欠かすことのできない工事があり、この工事の質次第で、今後どれくらいの期間で不具合が起こってくるかが変わる、と言っても過言ではありません。

とは言っても皆さまにはその中身はなかなか伝わりづらいものです。そこで重要となるのが『工事見学会』です。住民の皆様に足場に上って頂き、作業状況を確認して頂くとともに、下地補修工事で実際にどのように作業をしているのかを見て頂いています。写真は、弊社のドクタースタッフがタイル浮き補修のデモンストレーションを行っているところです。これはタイルが躯体から浮いている部分に対して、エポキシ樹脂とステンレスピンを使って機械的にタイルを固定するという工法です。皆さまには、目地に穴をあけ、樹脂を注入してピンを挿入するところまで見て頂き、注入後に実際に打音の変化があることも実感して頂いています。

このように工事内容を見える化することで、どのような目的で工事を行っているかをお伝えすることができますし、身近に感じて頂くこともできます。見学して頂いた住民の方々も大変興味を持って見学して頂いていました。我々の行っていることの中身を少しでもお伝えすることができていれば幸いです。