2026/10/16
メッシュシートって何のためにあるの?色による違いも解説!
街を歩いていると、マンションやビルの改修工事現場を見かけることがありますよね。
足場の外側を覆っている、網目状のシートをご存じでしょうか?これは「メッシュシート」と呼ばれるもので、工事現場の安全を守るために重要な役割を果たしています。
今回は、メッシュシートを設置する目的や、色による違いについてご紹介します。
メッシュシートは何のために設置するの?

メッシュシートには、主に次のような役割があります。
① 工事中の落下物を防ぐ
工事中は、工具や建築材料の破片などが落下する危険性があります。メッシュシートで足場の外側を覆うことで、こうした物が足場の外へ飛び出したり、落下したりするリスクを軽減します。
通行人や近隣の建物への被害を防ぐためにも、大切な対策です。
② 作業員の安全を守る
足場の上では、さまざまな作業が行われます。メッシュシートは、作業中の工具や材料などの飛散を防ぐとともに、工事現場の安全性を高める役割を担っています。
ただし、メッシュシートだけで墜落を防げるわけではありません。手すりや安全帯など、適切な安全対策を組み合わせることが重要です。
③ 防犯対策になる
足場が設置されると、普段は手が届かない窓やベランダにも外から近づきやすくなります。
メッシュシートで足場の内側を見えにくくすることは、侵入者が作業状況や建物内部の様子を把握しにくくする効果も期待できます。ただし、シートだけで侵入を防げるわけではないため、施錠や防犯設備などの対策も必要です。
④ 騒音や粉じんの影響を軽減する
外壁の補修や塗装工事では、作業に伴って騒音や粉じんが発生することがあります。
メッシュシートには、粉じんや塗料の飛散を抑える役割があり、条件によっては騒音の軽減にもつながります。ただし、防音効果には限界があるため、必要に応じて防音シートなどを使用します。
このように、メッシュシートは工事現場の安全確保だけでなく、周囲の環境への配慮にも役立っています。
メッシュシートの色によって何が違うの?
メッシュシートには、白・グレー・黒など、さまざまな色があります。
改修工事では黒色のメッシュシートを見かけることも多くなりました。
「黒いシートで建物を覆ったら、部屋の中が暗くなってしまうのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
実は、黒色のメッシュシートは、白色のものと比べて光の反射が少なく、外の景色が見やすいと感じられる場合があります。
白色のシートは光を反射しやすく、日差しの強い場所では反射光が気になることがあります。一方、黒色のシートは反射が抑えられるため、足場の向こう側が比較的見やすく、工事中の圧迫感を軽減できることがあります。
安全性と住みやすさの両立が大切
大規模修繕工事では、足場やメッシュシートの設置によって、普段の生活に少なからず影響が出ます。
窓の外が見えにくくなったり、室内が暗く感じられたりすることもあるでしょう。
しかし、メッシュシートは、工事中の落下物や粉じんの飛散を防ぎ、作業員や周囲の人々の安全を守るために欠かせないものです。
そのうえで、シートの種類や色を適切に選ぶことで、居住者の皆様への負担を少しでも軽減することができます。
建物の改修工事では、工事そのものの品質だけでなく、工事期間中の安全性や住みやすさにも配慮することが大切ですね。



