2026/08/17
上がり続ける資材価格、、、今後の工事費はどうなる!?

皆様もよく資材価格高騰のニュースを目にされることが多いかと思います。最近はあらゆるものが高くなっており、データによると夏休み期間の旅行者数も対前年比95.4%(旅行者数合計7,117万人)で微減しているとのことです。世間にも節約志向が広まっているようですね。
建設資材の価格高騰も深刻化
建設資材についても、イラン情勢によるナフサ不足の影響で資材不足と価格の高騰が起こり、その余波で中小事業者の倒産が相次いでいるニュースを目にした方も多いかと思います。
このナフサ不足は実感として、意外と早く落ち着いたなという印象で、これは政府のおかげでもあるかもしれません。
ただ、工事価格の高騰は落ち着くどころか、さらに酷くなっています。
新築物件で必須になる鉄や木材がかなり値上がりして建物が建てられないという話も耳にしますが、我々が建物メンテナンスで使用している塗料や防水材といったものの値上がりも顕著です。
こんな表現をすると怒られてしまいそうですが、材料を販売するメーカー側も、この機に乗じて、というところは少なからずあるかと思いますし、そこは全てのメーカーの足並みがそろってしまっているので、今後材料価格が下落に転じるということは無さそうです。
材料価格は今後も下がらない!?
現状でどれくらい材料価格が高騰しているかというと、今年の3月頃と比較して塗料で40~60%くらい、防水材で50~80%くらいでしょうか。
ただ、これは材料費だけで人件費は今のところ横這いなので、実際の修繕工事費の価格上昇率は10~30%くらいかと思います。
次に待ち受ける「職人不足」の問題
しかし、次に待ち受けるのは職人の取り合いです。
このイラン情勢で工事期間をずらした案件があるのと、職人数が減少してしまったというダブルパンチで、職人の取り合いによる価格上昇が起こるのではないかと心配しています。
コロナ前は東京オリンピックの影響で職人を関東に取られてしまっていることによる人件費高騰が起こりましたが、実はこの時は東京オリンピック特需が終われば人が余って人件費は下がるだろうと言われていました。
ところが実際は全くその逆で、人件費は下がらず、高騰し続けています。
これからの修繕は「必要な部分を効率的に」
ここまで不安なことばかり書いてしまいましたが、これからは修繕工事も考え方を変えて取り組んでいく必要があります。
修繕は全てをフルスペックでやるという常識から、必要な部分だけ効率的に修繕する、という新しい常識に変わっていくはずです。
我々は早くからその効率的な修繕をLCCD(Life Cycle Cost Down)修繕と銘打って取り組んできています。
建物のことなら何でも応えてくれる、建物の身近なかかりつけドクターとして、皆様の頼れる存在であることを目標としています。
もちろん、建物修繕はコストダウンを図れるような提案を常に心がけています。



