防水の適切な納め方

屋上に良くある水道配管ですが、屋上防水を実施する際に配管を支える架台足元をどう防水するかで、その防水業者の考え方（スキル？）が良くわかります。
写真は、架台をそのままにして防水を施してしまった写真です。架台下の緩衝材（ゴム）とシート防水の縁を切らずに同時に巻き込んでしまっています。こうすると、架台の動きによって防水層はすぐに破断してしまうリスクがあります。こちらの写真も、工事後にもう一度上から防水を塗布したように見えます。我々のスタンダードでは、２枚目の写真のように架台の足元を一度壊して撤去します。防水を施工してから再度コンクリートで復旧し、防水層と完全に縁を切ります。こうすることで、防水層が破断するリスクをなくします。防水は適切に機能させるためにはこういった他部材との取合いの処理が一番大切です。