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換気フードの今昔物語

県をまたいで外壁改修工事をさせていただいています。

大きな集配倉庫に、50cm角の大きな換気フード(ウェザーカバー)があちこちにたくさん付いています。
風を伴う降雨時には風の巻き込みによって換気フードの口から雨が内側に吹き込んできて、荷物に雨がかかってしまい商品にダメージをおってしまいます。

平成の始めごろまでの換気フードは、換気フードを取り付ける壁の開口の下端と換気フードの口がほぼ同じ高さなので、
風の巻き込みによる雨がダイレクトに入って来ていました。

その後口元が下に伸び、壁の開口との距離ができることで風の巻き込みに依る雨の振り込みも軽減される様になりました。

口元をほんの少し下に伸ばすたったこれだけのことで建物の壁内や内側の漏水に依る傷みも軽減される素晴らしい発想です。

ならば足場がある改修工事の時に取替えをすれば良いのではないかと思う方もいると思いますが、
50cm角の大きな換気フードは一個辺り¥80,000程度の金額がかかるので、あちこちにたくさん付いている施設では一度に取替えることは予算が許される限り叶うことはありません。

そこで、既設の換気フードの口先に10cmの高さのガルバニウム鋼板を取付けることで同じ効果が期待できる工事を、1/10程度の予算で提案し施工することになりました。



神谷

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