建物のコンクリートを劣化から守る役目を果たす塗料は、メーカーが指定する塗布量を塗る事で所定の厚みを確保します。
塗装の厚みが所定の厚みより薄いとそれだけ塗装の劣化は早まります。
塗装の膜厚は直接計るのではなく、メーカーが指定する塗布量を塗っていれば、おのずと膜厚も確保出来ているという考え方に基づいて管理をします。
具体的には下の写真の様に塗料の容器と塗料、そして塗料の塗布用具を一緒にし重さを計量し、1m2 (1m×1m)の広さを塗ってから、塗装後の重さを計量し、重さの差分の重量を出す事で、メーカーの指定する塗布量〔1m2当たりの重さ(kg)〕が塗れているかを判断して、他の所も同様になる様に、塗り進めて行きます。
最後に、建物全体の面積に塗料を何kg使用したかを確認して、建物全体の塗装の膜厚が確保されているかどうかを判断します。
大脇